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オフィスの間仕切り工事で、後から変えられる作り方と、変えられない作り方

オフィスに会議室や応接室を作りたい。人が増えたので、部署ごとに区切りたい。間仕切りの相談は、オフィスの工事の中でもよくいただくものです。
そのとき一緒に考えておきたいのが、「後から変えるかもしれないか」です。組織や人数は変わります。将来、部屋の大きさや数を変えたくなることは珍しくありません。
間仕切りには、後から動かしやすい作り方と、動かしにくい作り方があります。それぞれの特徴と、見積で何が変わるかをお伝えします。
間仕切りの作り方は、大きく3つあります
1つ目は、軽量鉄骨で骨組みを作り、両面に石膏ボードを張る壁です。見積書では「軽天」と書かれることが多い工事です。いちばん一般的で、仕上げもクロスや塗装など自由に選べます。
2つ目は、ガラスを使った間仕切りです。光が通るので、区切っても暗くなりにくく、中の様子も分かります。
ただ、外から見えすぎると落ち着かない部屋もあります。目隠しのフィルムを貼るかどうかも、一緒に考えておきたい点です。
3つ目は、床に据え置くパーティションです。建物に固定する部分が少ないので、配置を変えやすいのが特徴です。
軽天については、別のコラム「見積書に出てくる「軽天」とは何か」で詳しく書いています。
天井まで閉じるかどうかで、付いてくる工事が変わります
間仕切りでいちばん大きな分かれ目は、天井まで閉じるかどうかです。
天井まで閉じると、そこは独立した部屋になります。部屋の中に空調と照明が要ります。今の空調や照明がちょうど壁の位置にかかっていれば、移設も必要です。さらに、部屋が増えることで消防設備に関わることがあります。
天井の手前で止めれば、空調も照明も今のまま使えることが多く、工事は軽く済みます。ただし上が開いているので、音は通ります。話し声を外に出したくない部屋には向きません。
消防の決まりは、建物の用途や広さによって違います。工事の前に、管轄の窓口やビルの管理側への確認が要ります。
見積では、間仕切りの工事そのものと、空調や照明、消防設備の工事が別の項目で出てきます。間仕切りの金額だけを見ていると、全体の費用を読み違えることがあります。
後から変えにくいのは、天井まで閉じた壁です
軽天とボードで天井まで閉じた壁は、しっかりした部屋になる代わりに、動かすには壊すしかありません。壊したあとは天井や床に跡が残るので、その補修も加わります。
据え置きのパーティションは、移動や組み替えがしやすい作りです。ただ、天井まで届かないものが多く、音や視線を完全には遮れません。
ガラスの間仕切りは、作り方によってどちらにもなります。天井まで閉じれば部屋になり、壁と同じように空調・照明・消防の話が付いてきます。
迷ったときは、将来も動かさない部屋だけを天井まで閉じ、変わりそうな場所は据え置きや天井の手前で止める作りにする、という分け方もあります。部屋ごとに作り方を変えてかまいません。
壁の厚みも、部屋の広さに効いてきます
軽天の壁は、下地の幅によって厚みが変わります。下地に両面の石膏ボードを足すので、70ミリ、90ミリといった厚みになります。どの厚みになるかは、別のコラム「図面の壁の厚み、「70」「90」「130」は何で決まるのか」で書いています。
音を遮りたい部屋では、壁の中に吸音材を入れることもあります。同じ厚みの壁でも、中に何を入れるかで音の伝わり方は変わります。
小さな部屋をいくつも作ると、壁の厚みの分だけ部屋は狭くなります。机や棚が入るかどうかは、壁の内側の寸法で確かめておく必要があります。現場では、図面の数字だけでなく、置きたい家具の寸法を伺って確かめます。
間仕切りのご相談をお待ちしています
どの作り方が合うかは、部屋の使い方と、将来どう変わりそうかで決まります。会議室にするのか、作業スペースを区切るだけなのか。音をどこまで遮りたいのか。そうしたことをお聞きしながら一緒に考えます。
当社は現地を拝見してから、明細でお見積りをお出しします。空調や照明の移設など、間仕切りに付いてくる工事も分けてお示しします。
お見積りは無料です。図面がなくてもかまいません。お問い合わせフォームからご相談ください。
代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)



