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図面に書かれた「CH」「FL」とは何か

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図面に書かれた「CH」「FL」とは何か

出店や改装の打ち合わせで図面を受け取ると、平面の寸法のほかに「CH」「FL」といったアルファベットが書かれていることがあります。設計や工事に慣れていないと、何を表しているのか分かりにくい記号です。
どちらも高さに関わる記号です。高さは、平面図だけを見ていると見落としやすい情報ですが、工事の内容と金額に大きく関わります。このコラムでは、CHとFLの意味と、現場でどう読むかをお伝えします。

CHは天井の高さ
CHは、天井の高さを表す記号です。英語のシーリングハイトの頭文字で、床から天井の仕上げ面までの高さを指します。図面では、部屋ごとに「CH=」の形で数字が書かれていることが多いです。
同じ店舗の中でも、天井の高さが場所によって違うことがあります。売り場は高く、奥のバックヤードや水まわりは低く、といった具合です。部屋ごとのCHを見ておくと、どこで天井の高さが変わるのかが分かります。既存の天井を張り替えて高さを変える改装では、変更後のCHが図面に書かれます。

CHが変わると、見積の数字が変わる
天井の高さは、見積に直接出てきます。
壁の面積は、壁の長さに高さを掛けて出します。天井が高くなれば、同じ部屋でも壁の面積が増え、ボードや壁紙の量が増えます。間仕切りの壁も、天井が高い店舗では太い下地を使うことが多くなります。店舗でよく使う65ミリの下地に、両面に石膏ボードを張ると、壁の厚みは90ミリになります。詳しくは、別のコラム「図面の壁の厚み、「70」「90」「130」は何で決まるのか」で取り上げています。
照明や空調も、天井の高さによって選ぶ機器や取り付け方が変わることがあります。間仕切りを天井まで閉じるか、天井の手前で止めるかでも、壁の高さと工事の範囲が変わります。CHの数字は、平面の寸法と同じくらい大事な情報です。

FLは床の高さの基準
FLは、床の高さの基準を表す記号です。英語のフロアレベルの頭文字です。
図面では、玄関などの床を基準にして、そこから何ミリ高いか低いかを「FL+50」「FL+100」のように書きます。FL+50なら、基準の床より50ミリ高いという意味です。
同じフロアでも、床の高さは一つとは限りません。水まわりの配管を床の下に通すために床を上げる場合や、床材の厚みが部屋ごとに違う場合には、FLの数字が変わります。床に段差ができる場所は、つまずきやすさや、ドアの開け閉めにも関わってきます。
床の張り替えで床材が厚くなると、ドアの下が床に当たることがあります。FLの数字が変わる工事では、建具の調整も見積に入ってくることがあります。

サッシの高さも、図面に書かれている
窓のサッシについても、床からの高さが図面に書かれます。窓の下端や上端がどの高さにあるかで、窓の前に家具や棚を置けるか、腰壁をどこまで立てられるかが決まります。
窓の大きさは、換気とも関係します。窓が小さいと十分な換気が取れず、換気扇を足す必要が出ることがあります。小さな部屋を間仕切りで作るときは、窓の位置と大きさもあわせて確認しておくと安心です。

図面の高さは、現地で確かめてからご提案します
図面に書かれた高さが、そのまま現地と同じとは限りません。古い建物や、何度か改装された物件では、図面と実際がずれていることがあります。伝えられた寸法と実際が違うこともあり、窓の幅が、聞いていた寸法の半分しかなかったこともありました。高さは、平面の寸法に比べて図面に書かれていないことも多い情報です。
そのため当社では、現地を見て測ってからお見積りをお出しするのを基本にしています。図面に高さが書かれていなくても、現地で天井や床、窓の高さを確かめれば工事の内容は決められます。
手元の図面で分からない記号があっても、まずはそのままお見せください。図面がない段階でもご相談いただけます。
当社は設計から施工、アフターフォローまで一貫してお受けしています。どんな店舗やオフィスにしたいかと、ご予算の考え方をお聞かせいただければ、現地を見てから明細でお見積りをお出しします。お見積りは無料です。お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)

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