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尺・間・坪、内装工事で今も使われる昔の単位

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尺・間・坪、内装工事で今も使われる昔の単位

工事の打ち合わせで「ここは1間(いっけん)だから」「3尺の扉で」と言われて、戸惑ったことはないでしょうか。図面はミリで書かれているのに、現場の会話では昔の単位がそのまま出てきます。
尺や間は、今はふだんの暮らしで使うことがほとんどありません。若い担当の方ほど、なじみがないのは当然です。このコラムでは、内装工事で今も使われる尺・間・坪と、ミリとの関係をお伝えします。

尺・寸・間・坪とミリの関係
まずは、それぞれの単位がおよそ何ミリにあたるかです。
・1尺は約303ミリ
・1寸は1尺の10分の1。木造住宅の柱でよく聞く「3.5寸(3寸5分)」は105ミリです
・6尺が1間で、約1,818ミリ
・1坪は約3.3平方メートルで、畳2枚分の広さ
1間はおよそ1.8メートル、1坪は1間四方の広さ、と覚えておくと、図面と会話を行き来しやすくなります。

木造は尺で、ビルはミリで考える
内装でよく使うベニヤ板は、1,820×910ミリが基本の大きさです。これは6尺×3尺にあたります。1間の約1,818ミリとほぼ同じ長さで、半分の幅が3尺です。
木造の建物は、この単位で作られています。柱の間隔や部屋の大きさが尺や間を基準にしているので、同じ単位でできている板を張ると、切る量が少なく、無駄なく納まります。材料の大きさと建物の寸法が、昔から同じ物差しでそろえられてきたわけです。
一方で、ゼネコンが建てるような大きな建物や、コンクリートの建物は、ミリで考えるのが一般的です。テナントとして入るビルの区画などは、こちらに当たることが多いでしょう。
同じ内装工事でも、木造の建物では尺、ビルではミリと、物差しが切り替わります。職人は両方を行き来しているので、会話の中で単位が混ざることがあります。若い担当の方が戸惑うのは、この切り替わりに慣れていないからです。口頭で「3尺」と言われてメモにそのまま書くと、後で図面と照らし合わせるときに迷います。ミリに直して書き留めておくと安心です。
また、ビルの中の内装でも、壁や天井に張るボードには、尺に由来する寸法のものが多く使われています。建物はミリ、材料は尺という組み合わせになることもあるわけです。

単位が合わないと、手間と材料が増える
単位の違いは、見積にも関わってきます。
たとえば木造の建物に、ミリを基準にした半端な寸法で間仕切りを入れると、材料の割り付けが合わなくなります。板の端を細かく切り詰める箇所が増え、切りくずが出て、加工の手間もかかります。反対に、建物の物差しに合わせて寸法を決めれば、材料の無駄も手間も少なくなります。
見積では、この違いが材料の数量と加工の手間として出てきます。同じ広さの部屋でも、寸法の取り方によって金額が変わるのはこのためです。
図面に書かれた寸法が建物のどちらの物差しで描かれているかを見て、現場でどう割り付けるかを考えるのも、施工する側の仕事の一つです。

坪と平方メートルを行き来する場面
広さを表すときも、坪と平方メートルの両方が出てきます。物件の案内では坪で書かれていることがある一方で、役所への届出などでは平方メートルで見ることが多いです。「何坪の店舗」と言われたら、1坪を約3.3平方メートルとして掛け算すると、おおよその広さが平方メートルで分かります。
たとえば接骨院の開業では、保健所への届出で施術室6.6平方メートル以上という面積の基準があります。坪でいえば、およそ2坪分です。この面積は壁の内側の寸法で見るので、図面の読み方にも注意が要ります。詳しくは、別のコラム「接骨院の開業、保健所に出す面積は内側の寸法で測る」で取り上げています。

単位に迷ったら、そのままお聞きください
尺や間が出てきて分からないときは、遠慮なくお聞きください。ミリに直してご説明します。打ち合わせの中で単位が混ざったときも、図面に書き起こしてご確認いただけるようにします。
当社は、木造の建物もビルのテナントも、店舗内装やリフォームでお受けしています。図面がない段階でもご相談いただけます。現地を見てから、明細でお見積りをお出しします。お見積りは無料です。お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)

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