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2店舗目を出すとき、1店舗目と同じ内装でよいか

1店舗目が回り始めると、2店舗目の話が出てきます。「前と同じ内装で」とお考えになる方は多いと思います。同じ雰囲気でお客様を迎えたい、同じ動きでスタッフが働けるようにしたい、というのはもっともなことです。
ただ、物件が変われば、同じ図面をそのまま使えることはまずありません。広さも形も、天井の高さも、水まわりの位置も違うからです。
当社は接骨院・整体院の新規出店の内装を続けて手がけています。その中で考えている「揃える部分」と「変える部分」をお伝えします。
そのまま写せないのは、物件の形が違うからです
1店舗目の図面は、1店舗目の物件に合わせて引かれています。柱の位置、窓の大きさ、入口の向きが変われば、同じ並べ方は入りません。
特に水まわりは、建物側の配管の位置に左右されます。排水をどこから取れるかで、流しやトイレの位置がほぼ決まってしまうことがあります。
天井の高さも物件ごとに違います。天井の中に梁や設備が通っていれば、照明や空調の位置も変わります。
入口から奥までの動線も変わります。1店舗目では受付の脇に置けた待合の椅子が、2店舗目では通路をふさいでしまう、ということも起こりえます。
揃えたいのは、お客様とスタッフが触れる部分です
一方で、揃えておくと良い部分もあります。お客様の目に入る色や素材、受付まわりの作り、看板の見え方などです。ここが揃っていると、どの店に来ても同じお店だと分かります。
スタッフが毎日使う寸法も揃えたいところです。受付カウンターの高さ、施術ベッドを置く間隔、収納の位置などが店ごとに違うと、応援に入った人が戸惑います。
揃える部分が決まっていると、材料や器具の選定も早くなります。1店舗目で使った品番が分かれば、同じものを手配できます。廃番になっていることもあるので、その場合は近いものを一緒に選びます。
当社では、揃える部分を先にお聞きし、それ以外は物件に合わせて組み直す、という順で考えます。
入るかどうかは、内側の寸法で考えます
2店舗目の計画では、1店舗目と同じものが入るかどうかが気になるところです。そのとき見るべきなのは、壁の内側の寸法です。
普通の図面は、壁の中心線で寸法を打ちます。けれど、家具やベッドが置けるかどうかは、壁の厚みを除いた内側の寸法で決まります。壁の中心線で同じ広さに見えても、内側では足りないということがあります。
当社は出店内装の図面を、内側の寸法で描くことがあります。業態によっては保健所への届出があり、その面積も内側で見ます。詳しくは別のコラム「接骨院の開業、保健所に出す面積は内側の寸法で測る」をご覧ください。
1店舗目でぎりぎりだった寸法は、2店舗目では余裕を持たせておくと安心です。
同じ仕様でも、金額は同じになりません
「前と同じ仕様だから、前と同じ金額で」とお考えになるかもしれません。けれど、見積は物件ごとに変わります。
変わる理由は、今ある状態の違いです。前の入居者の内装が残っているか、壊す量はどれくらいか、配管や電気をどこまで延ばすか。これらは物件を見ないと分かりません。
見積を比べるときは、1店舗目の見積と項目を並べて、どこが増えたかを見ると分かりやすくなります。当社は明細でお出ししますので、項目ごとの比較がしやすいはずです。
工期も同じとは限りません。今ある内装の解体が多い物件や、建具を寸法に合わせて作る必要がある物件では、その分だけ日数が延びます。開業日が決まっているなら、物件を見た段階で工程も一緒にお伝えします。
2店舗目のご相談もお受けしています
物件が決まる前でもご相談いただけます。候補の物件があれば、現地を見て、1店舗目と揃えられる部分と変える部分を一緒に整理します。
1店舗目を別の会社で施工された場合でもかまいません。1店舗目の図面や写真があれば参考にしますし、図面がなくても進められます。細かいご指示がなくても、ご予算の考え方をお聞かせいただければ、それを汲み取って形にします。
お見積りは無料です。お問い合わせフォームからご連絡ください。
代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)



