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看板を取り付ける前に、建物側で確認しておくこと

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看板を取り付ける前に、建物側で確認しておくこと

出店の準備で、看板は最後のほうに決まることが多いものです。ロゴやデザインが固まり、看板の会社に発注して、あとは付けるだけ。ところが取り付けの段になって、ここには付けられない、電源が来ていない、ということがあります。
看板を作るのは看板の会社ですが、取り付ける先は建物です。建物側で確かめておきたいことを、内装工事の立場からお伝えします。

建物の取り決めを最初に確認する
テナントの場合、看板を付けられる位置や大きさは、建物側で決まっていることがよくあります。看板の枠が用意されていて、そこに入れるだけという建物もあります。
外壁に穴をあけてよいか、壁から突き出す袖看板を出してよいか、照明を付けてよいかなども、貸主の承諾が要ることです。契約書や管理規約を確かめ、分からなければ管理会社に聞いておきます。建物によっては、看板の色や照明を点ける時間まで決まっていることがあります。デザインを決める前に確かめておくと、作り直しを避けられます。
また、屋外に出す看板は、建物の決まりとは別に、自治体の決まりで許可や届出が要る場合があります。細かな基準は地域によって違うので、看板の会社や管轄の窓口に確認してください。

付ける場所に、下地があるか
看板は思っている以上に重さがあり、外なら風も受けます。付ける場所に、ねじや金具が効く下地があるかどうかが大事です。
外壁の場合は、外壁の素材によって留め方が変わります。中が空洞になっている壁や、表面の仕上げ材だけに留めると、長く持ちません。留め具の位置が、外壁の継ぎ目や窓に重ならないかも見ておきます。
店内の壁にロゴのパネルやサインを付ける場合も同じです。石膏ボードの壁は、ボードだけではねじが効きません。内装工事の段階で、付ける位置の壁の中に合板などの下地を入れておけば、後からしっかり留められます。ボードを張ったあとで下地を入れるのは手間がかかるので、位置は内装工事の前に決めておくのが理想です。

電源をどこから引くか
照明で照らす看板や、内側から光る看板には電源が要ります。分電盤からどの経路で配線を通すか、スイッチやタイマーをどこに付けるかを決めておく必要があります。
看板を店内の照明と同じスイッチで点けるのか、タイマーで別に点けるのかでも、配線の仕方が変わります。閉店後も看板を点けておきたい場合は、その旨を早めに伝えておいてください。
外に出す看板の場合、配線のために外壁に穴をあけることになります。そこから雨水が入らないよう、穴まわりの処理も大切です。
内装工事の途中であれば、壁や天井の中に配線を通しておけます。仕上げたあとだと、配線が表に見えてしまったり、壁を開け直したりすることになります。

看板と内装の間に、抜けが出やすい
看板の見積には看板本体と取り付けが入っていますが、建物側の下地や電源は含まれていないことがあります。一方で、内装の見積に看板のことが書かれていなければ、どちらにも入っていない部分ができてしまいます。
看板の位置、大きさ、重さ、照明の有無が分かった段階で、内装の工事会社にも伝えておくと、下地と電源を工事の中で用意できます。見積を比べるときは、この部分がどちらに入っているかを確かめてください。
取り付けの日取りも大事です。内装の仕上げが終わる前に付けるのか、終わってから付けるのかで、足場や養生の段取りが変わります。

看板の位置が決まったら、ご相談ください
看板を別の会社に頼まれる場合でも、位置と大きさ、重さを教えていただければ、内装工事の中で下地と電源を用意できます。当社は設計から施工まで一貫して対応しており、各工種の協力業者とともに一式でお請けしています。
図面がなくても大丈夫です。現地を見てから、明細でお見積りをお出しします。見積は無料です。
出店の準備をいつ始めるかについては、別のコラム「出店の何か月前から、工事会社に相談すればよいか」で書いています。お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)

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