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出店の何か月前から、工事会社に相談すればよいか

出店の日が見えてくると、まず気になるのが工事の日程です。何か月前に工事会社へ声をかければ間に合うのか。出店担当の方にも、独立して開業する方にも、気がかりなところだと思います。
先にお伝えすると、何か月前と一律には言えません。物件の状態、業種、建具や設備の納期、届出の有無によって、必要な時間が大きく変わるからです。
そのうえで、相談が早いほど助かる理由と、日程を左右するものを書きます。
物件が決まる前でも、相談はできます
物件の候補がいくつかある段階で相談いただくと、それぞれの物件で工事がどれくらい変わるかをお伝えできます。水まわりの位置、天井の高さ、電気の容量などは、物件によって工事の量が大きく違う部分です。
契約してから「この物件だと思っていたより工事が増える」と分かるより、候補の段階で知っておくほうが判断の材料になります。図面が手元になくても、募集の資料や写真からお話を始められます。
天井裏や床下に前のテナントの設備が残っていて、それを使えるかどうかで工事が変わることもあります。こうした点は、現地を見て初めて分かります。
日程を決めるのは、いちばん時間のかかるもの
工事の日程は、いちばん時間のかかるものから逆算して組みます。内装工事でよく日程の鍵になるのが、建具の納期です。
ドアや引き戸は、サイズや仕様によっては注文してから届くまでに時間がかかります。届かなければ枠が付けられず、枠が付かなければ壁の仕上げも止まります。どの建具を使うかを早めに決めておくと、全体の日程が安定します。
建具は、壁の厚みや枠の納まりとも関わります。壁の作りが決まらないと建具の寸法も決まらないため、間取りと建具は一緒に決めていくのが無駄のない進め方です。
業務用の設備や照明、看板なども同じです。在庫や納期は時期によって変わるため、決まったものから先に手配していきます。
届出や建物の手続きも、日程に入れておく
業種によっては、開業前に保健所などへの届出が要ります。施術室や待合室の面積が決められている業態では、図面の段階で面積を確かめておく必要があります。接骨院・整体院の場合は、別のコラム「接骨院・整体院の出店内装で、工期を縮めるために先に決めておくこと」でも書いています。
接骨院のように面積が決められている業態では、面積は壁の内側の寸法で見ます。図面上は足りていても、壁の厚みの分だけ足りなくなることがあるため、間取りを決める段階で余裕を持たせておくと安心です。
消防についても、建物の用途や広さによって決まりがあります。管轄の窓口への確認が要る場合は、その時間も日程に入れておきます。
テナントビルでは、工事の前に管理会社へ工事の内容を届け出ることが多いです。工事のできる時間帯が決まっているビルでは、そのぶん工期が延びることもあります。
解体してから分かることにも、余裕を
前のテナントの内装が残っている物件では、解体してみて初めて分かることがあります。床の下地が傷んでいた、図面にない配管が出てきた、といったことです。
伝えられていた寸法が、現地で測ると違っていることもあります。だから当社は、現地で測るところから始めます。
日程を詰めすぎていると、こうした想定外がそのまま開業日の遅れにつながります。工事の日程に少し余裕を持たせておくのが、現場の考え方です。
解体の後に工事の内容が変わる場合は、その都度ご相談します。どこまで進めてよいかを決めていただく時間も、日程の余裕に含めておくと慌てずに済みます。
開業日が決まっていれば、そこから逆算します
当社は、図面がなくてもご相談をお受けしています。図面とご予算の考え方をお聞かせいただければ、汲み取って形にしていきます。細かい指示がなくても、最後まで進めます。
開業日が決まっていれば、そこから逆算して、いつまでに何を決めればよいかをお伝えします。現地を見てから、明細でお見積りをお出しします。見積は無料です。
物件探しの段階でもかまいません。お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)



