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接骨院・整体院の出店内装で、工期を縮めるために先に決めておくこと

接骨院や整体院の出店は、物件が決まってから開業日までの期間が短くなりがちです。家賃がかかり始める時期と開業日の両方から逆算して、工事を詰めていくことになります。
工期が延びる原因は、職人の手が遅いことより、決めることが決まらずに現場が止まることのほうが多いものです。当社は接骨院・整体院の新規出店の内装を継続して手がけていますが、早く終わる現場は、着工前に決めるべきことが決まっています。
ここでは、工事の順番への影響が大きいものから、先に決めておきたいことを挙げます。
施術ベッドの数と並べ方が、すべての起点になる
最初に決めたいのは、施術ベッドを何台、どう並べるかです。ベッドの位置が決まると、通路の幅、カーテンレールの位置、コンセントの位置が決まります。
ここが決まらないまま壁を立てると、あとでコンセントを動かしたり、レールを付け直したりすることになります。小さな手直しでも職人をもう一度呼ぶことになり、日数と費用の両方に出ます。
当社では、出店内装の図面を壁の内側の寸法で描くことがあります。ベッドが置けるか、人が通れるかは、内側の寸法でしか判断できないからです。
接骨院の場合は施術室の面積にも決まりがあり、これも内側の寸法で見ます。ぎりぎりの広さで計画すると、壁の厚みの分で足りなくなることがあるので、余裕を持たせておきます。詳しくは別のコラム「接骨院の開業、保健所に出す面積は内側の寸法で測る」で書いています。
個室にするか、上を開けて仕切るか
次に、施術スペースを個室にするか、上を開けた仕切りにするかです。ここで工事の中身が大きく変わります。
壁を天井まで閉じると、その部屋ごとに照明と空調が要ります。消防設備にも関わってきます。天井の手前で止めれば、そこまでの設備は要りませんが、声や音は通ります。
見積では、天井まで閉じた部屋の数だけ、照明・空調・消防の項目が増えます。金額が変わるのはここです。工事の途中で個室に変えると、天井や電気の工事をやり直すことになります。プライバシーと費用のどちらを優先するかを着工前に決めておくと、工事が途中で止まりません。
建具と水まわりは、早く決めるほど工期が縮む
扉などの建具は、発注してから現場に届くまでに時間がかかります。種類や色を決めるのが遅れると、ほかの工事が終わっても扉だけが付かない、ということが起こります。既製品にするか、現場に合わせて造るかでも、届くまでの時間は変わります。
水まわりも同じです。手洗いや、タオルを洗う洗濯機を置く場合の位置は、床下や壁の中の配管に関わります。既存の配管から離れた場所に置くと、床を上げたり配管を長く引き回したりすることになり、日数も金額も増えます。
現場でまず考えるのは、どこに置けば既存の配管を活かせるか、です。特にこだわりがなければ、位置は当社からご提案することもできます。
受付まわりは、配線と一緒に考える
受付には、レジや予約用の端末、電話、プリンターが集まります。コンセントの数と、インターネットの線をどこから引くかを、早めに決めておきたいところです。
壁ができてから配線を通すのは手間がかかります。壁を閉じる前であれば、同じ作業でも短い時間で済みます。受付カウンターを造り付けにするか、置き家具にするかも、このときに決めておくと工程が組みやすくなります。
待合のいすの数や、靴を脱いで上がるかどうかも、受付まわりの広さに関わります。靴を脱ぐ院であれば、下駄箱の置き場所と、段差をどこに付けるかも早めに決めておきたいところです。
決めきれないことがあっても、まずご相談ください
すべてを最初から決めておくのは難しいものです。決まっていることと、まだ迷っていることを分けてお聞かせいただければ、工事の順番を組み替えて、止まらない工程を考えます。
図面がなくてもご相談いただけます。現地を拝見してから、明細でお見積りをお出しします。お見積りは無料です。
図面とご予算の考え方をお聞かせいただければ、細かいご指示がなくても汲み取って形にしていきます。お問い合わせはフォームからどうぞ。
代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)



