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鍼灸を併設するときに、内装で考えておくこと

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鍼灸を併設するときに、内装で考えておくこと

接骨院や整体院に、鍼灸の施術を加えたいと考える方は少なくありません。すでに営業している院に足す場合もあれば、出店のときから併設で計画する場合もあります。
鍼灸は、肌を出して横になっていただく時間が長い施術です。お灸を使えば、煙や匂いも出ます。同じ施術のスペースでも、内装で考えることが少し変わってきます。
ここでは、鍼灸を併設するときに内装で先に考えておきたいことを挙げます。法令の細かい基準には触れませんが、届出が関わる部分は後半で書きます。

個室にするか、仕切りにするかは、施術の中身で決める
鍼灸では、肌を出していただく範囲が広くなることがあります。カーテンで仕切るだけでよいのか、扉の付いた個室にしたいのかは、どんな施術を想定するかで変わります。
壁を天井まで閉じて個室にすると、その部屋に照明と空調が要ります。消防設備にも関わります。天井の手前で止めれば、そこまでの設備は要りませんが、声や音は通ります。
見積で金額が大きく変わるのはここです。すべてを個室にせず、鍼灸に使う部屋だけを閉じる、という考え方もあります。部屋を閉じる場合は、扉を開き戸にするか引き戸にするかで、ベッドのまわりで使える広さも変わります。

お灸を使うなら、換気を先に考える
お灸を使う場合は、煙と匂いの逃がし方を考えておく必要があります。煙が待合や隣の部屋に流れると、ほかの患者さんの居心地にも関わります。
窓があれば換気できると思われがちですが、窓が小さいと十分な換気が取れず、換気扇を足すことがあります。換気扇を付けるには、外へ抜く経路と電源が要ります。テナントの場合は、外壁に穴を開けてよいかどうか、建物側の取り決めも確認が必要です。
現場では、煙が待合とは逆の方向へ流れるように、換気扇の位置を考えます。空気の入口と出口が近すぎると、部屋の中の空気が入れ替わりません。
見積では、換気扇の本体だけでなく、ダクト、外壁の開口、電気の配線が別の項目で出てきます。外までの経路が長くなるほど、金額は上がります。

手洗いと、清潔に保ちやすいしつらえ
鍼は肌に直接触れる施術なので、施術者が手を洗う場所や器具を扱う場所を、施術室の近くに置きたいところです。手洗いを新しく設けるなら、給水と排水の配管が要ります。既存の配管から離れるほど、工事は大きくなります。
手洗いの近くに、器具を置く棚や、使い終わったものを分けておく場所も考えておくと、施術の流れが滞りません。床や壁の仕上げも、拭き取りやすい材料を選んでおくと、日々の清掃が楽になります。
見積では、床や壁の仕上げは材料の種類と面積で金額が決まります。施術室だけを拭き取りやすい材料にして、待合は雰囲気を優先する、という分け方もできます。

届出が関わるので、図面の段階で確認する
鍼灸の施術所も、開設にあたって保健所への届出があります。部屋の広さや換気などについて決まりがあるため、接骨院と部屋を兼ねてよいかどうかも含めて、管轄の保健所に確認しておく必要があります。
工事が終わってから部屋の広さや換気が足りないと分かると、壁を動かしたり換気扇を足したりすることになりかねません。図面の段階で確かめておけば、やり直しを避けられます。
接骨院の場合、面積は壁の内側の寸法で見ます。壁の中心で測った図面では足りていても、壁の厚みの分だけ足りなくなることがあります。鍼灸の部屋を計画するときも、ぎりぎりの広さにせず、余裕を持たせておくと安心です。この点は別のコラム「接骨院の開業、保健所に出す面積は内側の寸法で測る」で詳しく書いています。

今の院に足す場合も、ご相談ください
すでに営業している院に鍼灸の部屋を足す場合は、営業を続けながら工事を進めることになります。音やほこりの出る作業をどの日に寄せるかも、一緒に考えます。今ある壁や天井、照明をどこまで活かせるかで、工事の範囲が決まります。
当社は接骨院・整体院の内装を継続して手がけており、施術の場としての使い勝手を踏まえてご提案できます。図面がなくても、現地を拝見してから明細でお見積りをお出しします。お見積りは無料です。お問い合わせはフォームからどうぞ。

代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)

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