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店舗で、定期的に見ておいたほうがよい箇所

お店は毎日使う場所なので、少しずつの変化に気づきにくいものです。気づいたときには、思っていたより傷みが進んでいた、ということもあります。
大がかりな点検でなくても、ときどき目を向けておくだけで、小さな修繕で済むことがあります。店舗のオーナーの方や、店舗の施設管理を担当する方に向けて、見ておきたい箇所を4つに絞って書きます。
点検といっても、特別な道具は要りません。開店前や閉店後に、いつもより少し注意して見て回るだけでも違います。
水まわりは、見えないところの湿り気を見る
水まわりは、傷みが表に出るまで時間がかかる場所です。シンクや洗面台の下の収納を開けて、配管のまわりが湿っていないか、においがしないかを見ておきます。
排水の流れが前より悪い、ゴボゴボと音がするといった変化も、早めのサインです。床の継ぎ目や、壁と床の境目が黒ずんできた場合は、水が回っていることもあります。
厨房やバックヤードのように床に水を流す場所では、床の防水や排水口のまわりも見ておきます。床材の端がめくれている、つなぎ目が切れているといった状態は、下に水が回る入り口になります。
水漏れは、床や壁の中で広がると工事の範囲が一気に大きくなります。見積で金額が大きく変わるのは、まさにこの「どこまで傷んでいるか」の部分です。
建具は、開け閉めの感触の変化を見る
扉の閉まりが重くなった、勢いよく閉まるようになった、引き戸が引っかかる。毎日触る建具ほど、変化は手に伝わります。
引き戸は、レールにごみがたまっているだけで動きが重くなることがあります。掃除で直ることもあるので、まずはレールを見てみてください。
扉をゆっくり閉めるための部品(ドアクローザー)の調整や、蝶番のねじの締め直しで直ることもあります。放っておくと扉や枠そのものが傷み、交換が必要になることがあります。
お客様が出入りする扉は、指をはさむなどの安全にも関わります。違和感があれば、早めに見てもらうのが安心です。
シーリングは、ひびとすき間を見る
シーリングは、窓のまわりや外壁の継ぎ目、キッチンや洗面台と壁のすき間などを埋めているゴム状の材料です。時間がたつと硬くなり、ひびが入ったり、はがれたりします。
屋内のシーリングが切れると、そこから水が入り、カビや下地の傷みにつながります。屋外では、雨水の入り口になります。
指で触って硬くなっている、すき間が見える、黒ずみが取れない。そうした状態なら、打ち替えを考える時期です。
シーリングは、ほかの部分より先に傷みやすい材料です。外壁の塗装を考えるときは、シーリングの状態もあわせて見ておくと、工事を一度で済ませられることがあります。
外部の取り合いは、雨のあとに見る
取り合いとは、違う材料や部位が接する部分のことです。サッシと外壁、庇と壁、看板の取り付け部、外壁と地面の境目などがそれにあたります。
看板の取り付け部は、ねじや金具のさびにも注意します。看板は人の通る場所の上にあることが多いので、ぐらつきがないかも見ておきたいところです。
こうした部分は、雨水が入りやすい場所です。雨のあとに、室内の天井や壁にしみが出ていないか、窓まわりの壁紙が浮いていないかを見ておくと、早めに気づけます。
天井にしみが出たときは、点検口から天井裏をのぞくと様子が分かることがあります。点検口については、別のコラム「天井の点検口は、なぜ必要で、いくつ付けるのか」で書いています。
気になる箇所があれば、小さなうちにご相談ください
当社は、ドア1枚、壁1面といった小さな工事もお請けしています。工種や業種を問わず、気になる箇所を一度にご相談いただけます。
現地を見てから、明細でお見積りをお出しします。見積は無料です。直すべきか、様子を見てよいかの判断からでもかまいません。どこを気にしておけばよいかを、店舗の状態を見たうえでお伝えします。お問い合わせフォームからご連絡ください。
代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)



