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店舗オーナーが改装を考えたときの、最初の一歩

内装が古くなってきた、席の並びを変えたい、扱う商品に合わせて雰囲気を変えたい。改装を考えるきっかけは、お店によってさまざまです。
ただ、いざ考え始めると、デザインから決めるのか、予算から決めるのか、どこから手を付ければよいか迷う方が多いと思います。
内装工事の立場から、最初に決めていただきたいのは、工事の間お店を閉めるかどうかです。改装の段取りの多くは、ここから決まっていきます。内容がまだ漠然としていても、この一つが決まるだけで、工事会社と話せることがぐっと増えます。
営業を止めるかどうかで、工程が決まる
お店を閉めて工事をする場合は、店内全体を一度に進められます。解体から仕上げまで順番に進むので、工期は短くまとまります。
営業を続けながら工事をする場合は、店内をいくつかの区画に分けて順に進める、閉店後の夜間に作業する、音や匂いの出る工事だけ定休日に寄せる、といった方法をとります。お店を閉めずに済む一方で、工期は長くなります。
どちらがよいかは、休業による売上への影響と、工期が延びることの負担を比べて決めることになります。数日だけ閉めて、残りは営業しながら進めるという組み合わせもあります。
営業を続ける場合でも、床の張り替えのように、その場所が使えなくなる工事はどこかで区画を閉じる必要があります。どの席や売り場を、いつ使えなくなってもよいかを考えておくと、工程が組みやすくなります。
営業を止めるかどうかで、金額も変わる
営業しながらの工事では、毎日の片付けと養生が増えます。作業の終わりにお客様が通れる状態に戻し、翌日また広げる。この手間は見積にも出てきます。
夜間の作業は、職人の手配や、近隣への音の配慮が必要になり、日中の作業より手間がかかります。区画を分けると、同じ作業を何回かに分けて行うことになります。お客様の安全のために、工事の場所と売り場を仕切ったり、案内を出したりする手間も加わります。
同じ内容の改装でも、止めるか止めないかで金額が変わるのはこのためです。見積を頼むときは、営業の条件を先に伝えていただくと、複数の会社の見積を同じ条件で比べられます。
変えたいことに、順番をつける
次に、改装で変えたいことを書き出して、順番をつけてみてください。
・困っていること(動線が悪い、席が足りない、傷みが目立つなど)
・見た目を変えたいところ
・できれば一緒にやっておきたいこと
書き出すときは、スタッフの方にも聞いてみてください。毎日お店に立っている人が困っていることは、改装で効き目が大きいところです。
予算に合わせて範囲を調整するとき、この順番があると判断が早くなります。全部を一度にやらず、困っていることだけ先に直して、見た目は次の機会に回すという分け方もあります。
水まわりや電気の位置が動くかどうかでも、工事の大きさは変わります。位置を変えずに仕上げを新しくするだけなら、工事は比較的軽く済みます。
借りているお店なら、貸主の承諾も
テナントでお店を出している場合、改装には貸主の承諾が要るのが一般的です。工事の内容や時間帯に決まりがある建物もあります。
また、改装で手を加えた部分は、退去のときに戻す範囲に関わることがあります。契約書を一度見直しておくと安心です。工事の届けや図面の提出を求められる建物もあり、準備に時間がかかることがあります。改装の時期が見えてきたら、早めに管理会社に相談しておくとよいと思います。
図面がなくても、まずは現地で
改装のご相談に、図面や細かい要望書は要りません。営業を止められるかどうか、ご予算の考え方、困っていることをお聞かせいただければ、それを汲み取って形にしていきます。今のお店の写真や、簡単な見取り図があれば十分です。
当社は現地を見てから、明細でお見積りをお出しします。見積は無料です。営業しながらの工事については、別のコラム「工事中、お店を開けたまま進められるか」で詳しく書いています。お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)



