1. 主要ページへ移動
  2. メニューへ移動
  3. ページ下へ移動

お知らせ

News

記事公開日

学習塾・教室の内装で、音をどこまで考えるか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
学習塾・教室の内装で、音をどこまで考えるか

学習塾や教室の内装で、悩みどころになりやすいのが音です。隣の教室の声が聞こえる、廊下の話し声が授業の妨げになる、といったことは、開校してから気づくと直すのが大変です。
一方で、音を完全に止めようとすると、工事は大きくなり、費用もかさみます。どこまで音を考えるかは、教室の使い方で決めるのが現実的です。
ここでは、間仕切りを天井まで閉じるかどうかを中心に、音と工事の関係を書きます。

天井まで閉じるか、手前で止めるか
教室を区切る壁を天井まで閉じるか、天井の手前で止めるかで、音の通り方は大きく変わります。手前で止めた仕切りは、上が開いているので声が通ります。
天井まで閉じると、その部屋に照明と空調が要り、消防設備にも関わってきます。閉じた部屋の数だけ、こうした設備の工事が増えます。見積で金額が大きく変わるのはここです。
集団授業の教室は閉じて、自習のスペースは手前で止める、というように、部屋ごとに決める方法もあります。
天井の手前で止めた仕切りでも、高さを上げたり、素材を変えたりすると、聞こえ方は少し和らぎます。ただ、声をはっきり遮るには、天井まで閉じることになります。

天井まで閉じても、音が回る道がある
壁を天井まで立てても、天井の上の空間が隣とつながっていると、そこを通って音が回ります。天井裏まで壁を伸ばすかどうかで、聞こえ方は変わります。
天井裏まで伸ばす場合は、そこを通っている配管やダクトとぶつかることがあります。どう納めるかは、天井裏を見てから決める部分です。
壁の中が空洞のままだと、音が響きやすくなります。壁の中に吸音材を入れたり、ボードを重ねて張ったりすると、音は伝わりにくくなります。そのぶん材料と手間が増え、見積の単価も変わります。見た目は同じ壁でも中身は違うので、見積書の壁の項目に高さや仕様がどう書かれているかを見ておくと、比べるときの手がかりになります。
音は、扉のすき間や、壁を抜けるダクト、コンセントの穴からも漏れます。壁だけを厚くしても、扉が軽いままだと、そこから聞こえてしまうことがあります。

窓と換気も、音と一緒に考える
部屋を閉じると、換気が問題になります。窓があっても小さいと換気が取れず、換気扇を足すことがあります。換気扇の穴も、音の通り道のひとつです。
窓を開けて換気すれば、外の音が入り、中の声も外へ出ます。近くに住宅がある場所では、遅い時間の授業の声にも気を配りたいところです。換気扇そのものの音も、静かな教室では意外と気になるものです。

隣のテナントや上下の階への配慮
ビルの中の教室では、隣のテナントや上下の階への音も考えておく必要があります。椅子を引く音や足音は、床を通じて下の階に伝わります。
床に音を和らげる仕上げを選ぶ、机や椅子の脚に工夫をする、といった方法があります。建物によっては工事の内容に取り決めがあることもあるので、管理会社への確認から始めます。
上の階からの音のように、内装の工事だけでは防ぎきれないものもあります。物件を選ぶ段階で、上の階や隣が何に使われているかを見ておくと、後の工事を小さくできることがあります。

使い方をお聞かせいただければ、範囲を一緒に決めます
どの部屋で、どんな授業を、何時ごろまで行うのか。それが分かれば、音をどこまで考えるべきかが見えてきます。近い距離で話す個別の指導と、大きな声で進める授業とでは、必要な作りが違います。すべての部屋を同じように作る必要はありません。
開校したあとに、音が気になる部屋だけ手を入れる、という順番もあります。最初から全部に備えるのが難しい場合は、後から手を足せる作りにしておくことも考えます。
図面がなくても、現地を拝見してから明細でお見積りをお出しします。お見積りは無料です。間仕切りの作り方については、別のコラム「オフィスの間仕切り工事で、後から変えられる作り方と、変えられない作り方」でも書いています。お問い合わせはフォームからどうぞ。

代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

ご不明点やご相談、ご要望などがございましたら、
以下のフォームにてお気軽にお問い合わせください。
お客様の声を大切にし、迅速かつ丁寧に対応させていただきます。