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クリニック・歯科の内装で、ほかの業種と違うところ

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クリニック・歯科の内装で、ほかの業種と違うところ

クリニックや歯科の内装は、見た目の印象とあわせて、診療の流れに合っているかが問われます。スタッフと患者さんが、どこを通って、どこで待ち、どこで診療を受けるか。その動きが、そのまま間取りになります。
また、医療機器には重いものや、給水・排水・電気をつなぐものが多くあります。ほかの業種の店舗と同じつもりで物件を選ぶと、後から床や配管で困ることがあります。
ここでは、クリニック・歯科の内装で、ほかの業種と違うところを工事の側から書きます。医療の決まりの細かい内容には触れません。

動線は、患者さんとスタッフを分けて考える
クリニックの間取りは、患者さんの動きとスタッフの動きを分けて考えるところから始まります。患者さんは受付から待合、診察室へ。スタッフは裏の通路で診察室や処置室を行き来できると、動きやすくなります。
車いすやベビーカーでの来院も考えると、通路の幅や扉の開き方、段差にも気をつけたいところです。引き戸にするか開き戸にするかで、必要な壁の長さも変わります。こうした寸法は、壁の内側で測った寸法で確かめます。
診察室の数や、検査や処置をどこで行うかでも、部屋の大きさは変わります。後から部屋を足すのは難しいので、開業時だけでなく、先々の診療の広がりも考えておきたいところです。

重い機器は、床が受け止められるかを先に見る
医療機器には重いものがあります。置き場所が決まったら、その床が重さに耐えられるかを、建物側の条件で確認します。
ビルのテナントでは、床に載せてよい重さが決まっていることがあります。足りない場合は、補強や置き場所の変更が必要になります。物件の契約前に分かれば、選び直すこともできます。床の補強は、内装を仕上げたあとでは手間が大きくなるので、早い段階で確かめておきます。
搬入の経路も確認が要ります。エレベーターに載るか、扉を通るか。大きな機器ほど、入口の寸法が問題になります。

歯科は、床下の配管で床の高さが決まる
歯科の診療台には、給水、排水、圧縮空気、吸引などの配管がつながります。これらは床下を通すことが多く、配管のために床を上げることがあります。
床を上げると、入口や廊下との間に段差ができます。どの範囲を上げるか、段差をどこで解消するかは、間取りと一緒に決めておきたいところです。見積では、床を上げる工事と配管の工事が、診療台の台数に応じて増えていきます。
空気を送る機械や吸引の機械を置く場所も必要です。音や熱が出るので、診察室から離しつつ、配管が長くなりすぎない位置を探します。
床を上げずに配管を通す方法もありますが、建物の床の作りや、下の階との関係で選べる方法が変わります。現地で床の状態を見てから決める部分です。

電気と換気、そして届出
医療機器には電気を多く使うものがあり、専用の回路が要ることがあります。電気の容量が足りるかを早めに確認しておくと、工期が読みやすくなります。機器ごとにコンセントの位置と高さも決めておく必要があります。
処置室や消毒をする場所には、手洗いや換気も必要です。また、医療機関の開設には届出が関わり、部屋の作りに決まりがある場合もあります。エックス線を使う部屋などは特に、設計の段階で管轄の窓口に確認しておくことが大切です。
見積では、医療機器そのものは機器の業者さんから、取り付けのための電気や配管の工事は内装の見積から出ることが多く、境目が分かりにくくなりがちです。どちらに含まれるかを確かめておくと、抜けや重なりを防げます。

開業の準備と並行して、ご相談ください
クリニック・歯科の内装は、機器の仕様が決まらないと、配管や電気の位置が決まりません。機器を扱う業者さんとのやりとりが必要な場面もあります。工事の側で確認すべきことを整理して、開業の準備が並行して進むようにお手伝いします。
図面がなくても、現地を拝見してから明細でお見積りをお出しします。お見積りは無料です。
図面とご予算の考え方をお聞かせいただければ、細かいご指示がなくても汲み取って形にしていきます。設計から施工、引き渡しのあとのフォローまで、一貫して対応します。お問い合わせはフォームからどうぞ。

代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)

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