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物販店の内装、棚の付け方で後の売り場変更が変わる

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物販店の内装、棚の付け方で後の売り場変更が変わる

物販店の内装では、商品をどう見せるかが中心になります。壁の棚、平台、レジまわりの配置で、売り場の印象は大きく変わります。
開店してしばらくすると、扱う商品が変わったり、季節で売り場を入れ替えたりします。そのとき棚を動かせるかどうかは、開店前の工事でほぼ決まっています。
ここでは、棚の付け方と、後の売り場変更の関係を、壁の中の話から書きます。

石膏ボードだけの壁には、重い棚は付けられない
店舗の壁の多くは、下地の骨組みに石膏ボードを張った作りです。石膏ボードはビスが効きにくく、重いものを留めるのには向いていません。
軽い飾り物であれば、石膏ボード用の留め具で付けられるものもあります。ただ、商品を載せる棚は思ったより重くなるので、ビスを効かせるための下地がある場所に付けるのが基本です。
棚の位置が決まっていれば、その部分だけに下地を入れておくことができます。ただ、あとで棚を別の場所に動かしたくなっても、下地のない場所には付けられません。壁の骨組みそのものについては、別のコラム「見積書に出てくる「軽天」とは何か」で書いています。

下地を広く入れておくか、場所を絞るか
後から棚を自由に動かしたいなら、壁の広い範囲に合板などの下地を入れておく方法があります。どこにでもビスが効くので、売り場を変えるときに壁を壊さずに済みます。
その分、最初の工事は材料も手間も増えます。見積では「下地補強」や「合板張り」といった項目で出てきて、範囲が広いほど金額が上がります。
現場で考えるのは、どの壁が将来も変わらず、どの壁が変わりそうか、です。レジの後ろや入口まわりは変えにくく、売り場の奥の壁は入れ替えが多い、というように分けて考えると、下地が必要な範囲を絞れます。
下地の範囲を広げるかどうかは、店舗を借りる期間や、退去時に元に戻す条件とも関わります。
下地を入れた範囲は、仕上げてしまうと外からは見えません。どこに入れたかを図面に書き残しておくと、後で棚を付けるときに迷わずに済みます。

棚柱を使うと、高さを変えやすい
壁に縦の金物を付けて、棚板の高さを差し替えられるようにする方法もあります。棚柱と呼ばれるものです。これも壁の中に下地がある場所に付けます。
棚柱を使えば、棚の高さや段数は比較的簡単に変えられ、売り場の入れ替えが楽になります。一方で、柱の位置そのものを動かすには、また下地のある場所を探すことになります。どこに何本立てるかを、商品や棚板の幅と合わせて決めておくのが大事です。
見積では、棚柱は本数と長さ、棚板は枚数で出てくることが多く、下地の工事とは別の項目になります。どこまでを工事に含め、どこからを什器として別に用意するかも、早めに分けておくと比べやすくなります。

床置きの什器と、電源・照明の位置
壁に付けず、床に置く什器で売り場を作る方法もあります。動かしやすい反面、照明付きの什器やレジまわりには電源が要ります。床のどこからでも電源が取れるわけではないので、コンセントの位置で配置が縛られることがあります。
売り場を変える可能性があるなら、コンセントを多めに、散らして設けておくと後で困りません。壁を閉じる前であれば、配線の追加も比較的短い時間で済みます。
床から電源を出す場合は、床の工事にも関わります。床下に配線を通せるかどうかは建物によって違うので、現地で確かめます。
照明も同じです。天井にレールを付けてスポットライトを取り付けておくと、棚を動かしても照らす向きや位置を変えられます。

先の売り場まで見込んで、ご相談ください
開店時の売り場だけでなく、しばらく営業したあとにどう変えたいかをお聞かせいただければ、下地を入れる範囲や電源の位置をご提案します。すべてに備えると費用がかさむので、どこまで備えるかを一緒に決めていきます。
図面がなくても、現地を拝見してから明細でお見積りをお出しします。お見積りは無料です。売り場の考え方とご予算の考え方をお聞かせいただければ、細かいご指示がなくても汲み取って形にしていきます。お問い合わせはフォームからどうぞ。

代表取締役社長 佐藤 繁(1級建築施工管理技士)

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